―― この景色も、まだ世界遺産ではありません。 ――
世界遺産は、突然登録されるわけではありません。
その前には、
「世界遺産候補」として、長い時間をかけて準備されている場所があります。
まだ知られていないけれど、
未来の世界遺産になるかもしれない場所。
そこには、今しか見られない価値があります。
世界遺産候補とは
世界遺産になるためには、
まず各国が「この場所を推薦したい」と考えます。
その後、ユネスコへ提出され、
専門機関による調査・審査が行われます。
そして初めて、
世界遺産として登録されるのです。

湖に浮かぶ小さな島。こうした自然環境も、未来の世界遺産候補となりうる。
👉登録の仕組みはこちら
▶ No.52 世界遺産はどうやって決まる?
どんな遺産が候補になるのか
世界遺産候補には、いくつかの特徴があります。
・歴史的に重要な意味を持つ
・自然としての価値が高い
・保存状態が良い
・他にはない独自性がある
つまり、
「世界にとって価値があるかどうか」が判断基準です。

完成された世界遺産の一例。候補地も、このような価値を目指して評価される。
👉見る視点が変わると、価値も見えてきます
▶ No.105 世界遺産の見方が変わる3つの視点
実際の世界遺産候補
例えば、日本にも世界遺産候補は存在します。
そのひとつが、奈良の「飛鳥・藤原宮」です。
かつて日本の都として栄えたこの地は、
現在は静かな田園風景が広がる場所。
しかし、その地下には、
日本の歴史の重要な痕跡が眠っています。
👉詳しくはこちら
▶ No.103 飛鳥・藤原宮は世界遺産になる?

日本の世界遺産候補「飛鳥・藤原宮」。その象徴のひとつが石舞台古墳。
世界には、このように
まだ世界遺産ではないけれど、
価値を持つ場所が数多く存在しています。
登録されるとどう変わるのか
世界遺産に登録されると、
その場所は大きく変化します。
・観光客が増える
・保護の意識が高まる
・地域が活性化する
一方で、
観光の増加による影響も考える必要があります。
👉旅の計画も重要です
▶ No.106 世界遺産を巡るおすすめルート3選
▶ No.107 世界遺産旅行の費用はいくら?
まとめ
世界遺産は、完成されたものではありません。
そこに至るまでの過程や、
未来へつながる価値もまた、重要です。
まだ登録されていない場所にも、
世界遺産と同じような魅力があります。
小鹿の一言🐾
小鹿が言う。
「まだ世界遺産じゃなくても、すごい場所はいっぱいあるんやね〜」
その通りだ。
価値は、登録されてから生まれるものではない。
私たちが気づくことで、
初めて見えてくるものでもある。
👉 次回予告
▶ No.111 世界遺産はなぜ増え続けるのか?


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