水と循環

水と循環

No.73 水を守るということ

――世界遺産と、見えない循環――若狭井の水。布目ダムの水。吉野の山の雨。水は、形を変えながら旅をしています。地下を流れ、川となり、ダムに蓄えられ、蛇口へ届く。そのすべてが、一つの循環の中にあります。世界遺産は「目に見えるもの」か世界遺産と聞...
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No.72 奈良の水は、どこから来ているのか?

―― ダムと河川、そして山の保水力 ――「水は、どこから来るの?」小鹿の問いから始まった、水の話。若狭井という“見えない道”をたどったあと、今度は現実の水源を見てみます。奈良市の主な水源奈良市の水は、主に三つの水系から供給されています。① ...
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No.71 水は、どこから来るの?

――若狭井という見えない道 ――3月2日、福井県小浜市・神宮寺。夜の川辺に炎が揺れ、松明の光の中で水が送られます。「お水送り」の神事です。人々は、鵜の瀬で汲み上げた水を川へと流し、その水が地中を通って奈良へ届くと祈ります。10日後、3月12...
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No.62 氷河の水と、奈良のお水取り

――世界遺産と水の祈り――弥生三月、奈良の夜、二月堂へ向かう灯りが揺れます。1250年以上続く「修二会(お水取り)」。僧が井戸から水をくみ上げるその姿を見ながら、私はアルプスの氷河を思い出しました。遠い山の氷と、奈良の井戸水。どちらも、人と...