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世界遺産と生きる

No.138 祭りを迎える町の時間

祭りの日は、突然やってくるものではありません。役員会が開かれ、子どもたちがポスターを描き、福引券が配られ、神官の派遣をお願いし、少しずつ町全体が祭りへ向かって動き始めます。私も今年、その準備に関わっています。だから今年は、祭りの日だけではな...
世界遺産絶景物語

No.137 星のや奈良監獄が開業する日

2026年6月25日。奈良監獄を活用したホテル「星のや奈良監獄」が開業します。赤れんがの美しい建物は、長い間、奈良の風景の一部でした。私にとっても、歩いて10分余り、見慣れた建物です。これまで「保存」されてきた奈良監獄が、新たな役割を持って...
世界遺産と生きる

No.136 奈良の祭りは、歴史の続きを生きている

夏が近づくと、奈良では、夏が近づくと祭りの準備が始まります。自治会では、ポスターを作り、福引券を準備し、景品をそろえます。町内の人たちが集まり、少しずつ祭りの形ができていきます。祭りは二日ですが、準備は何週間も前から始まります。そんな光景を...
世界遺産と生きる

No.135 世界遺産は季節を知らせてくれる

―― カレンダーより先に ――奈良で暮らしていると、季節の変化をカレンダーより先に感じることがあります。若草山の色。東大寺の景色。奈良公園の木々。毎日見ているからこそ、小さな変化にも気づきます。春が近づくと若草山が柔らかな緑になります。夏に...
世界遺産と生きる

No.134 鹿と暮らす奈良の日常

―― 朝、庭に鹿がやって来る ――奈良に住んでいると、鹿は観光地だけにいる動物ではありません。ある朝、玄関のドアを開けると、庭に一頭の鹿が立っていました。静かに花を食べ、しばらくすると、何事もなかったよう、左右を確認して去っていきます。奈良...
世界遺産と生きる

No.133 奈良の朝は、世界遺産から始まる

―― 朝、窓を開けると ――奈良で暮らしていると、世界遺産は特別な場所ではありません。朝、窓を開けると、若草山が見えます。少し目を移すと、東大寺大仏殿の甍が見えます。季節によって表情は変わります。新緑の春。深い緑の夏。紅葉の秋。雪化粧をした...
世界遺産と生きる

No.132 奈良公園は市民の公園だった

奈良公園というと、多くの人は観光地を思い浮かべるでしょう。東大寺。春日大社。興福寺。そして鹿。全国から観光客が訪れる奈良を代表する場所です。しかし奈良市民にとって奈良公園は、観光地である前に「公園」でした。私も子どもの頃から何度も訪れ、遊び...
世界遺産と生きる

No.131 世界遺産は観光地ではなく、暮らしの中にある

―― 奈良で暮らして気づいたこと ――世界遺産というと、多くの人は観光地を思い浮かべるかもしれません。東大寺。春日大社。興福寺。正倉院。全国から多くの人が訪れる奈良の世界遺産です。しかし奈良で暮らしていると、それらは特別な観光地というより、...
世界遺産と生きる

No.130 ならまち

―― 古い町並みの中で受け継がれる時間 ――近鉄奈良駅から東向商店街を抜け、猿沢池を過ぎると、そこから先は「ならまち」です。観光客で賑わう世界遺産エリアとは少し違い、細い路地や古民家が並ぶ落ち着いた空間が広がっています。奈良らしい時間の流れ...
世界遺産と生きる

No.129 猿沢池から見る奈良

―― 世界遺産へ続く水辺の風景 ――近鉄奈良駅を降り、東向商店街を抜ける。興福寺の五重塔を横目に見ながら歩くと、目の前に広がるのが猿沢池です。奈良を訪れた人なら、一度は目にしたことのある風景でしょう。しかし地元で暮らしていると、この池が特別...