No.77 東アジア

奈良盆地の風景、自然と文化が融合した世界遺産を示す風景 世界遺産絶景物語
水と山に囲まれた古都。

――文明は、山と水のあいだに生まれた――

奈良の山並みを見ていると、
東アジアという言葉が、少し身近に感じられる。

小鹿が言う。

「奈良も、東アジアなの?」

そうだ。

日本、中国、韓国。
この地域は、山と水に囲まれている。


文明は山から始まる

中国の泰山。
皇帝が天に祈った山。

日本の富士山。
信仰の対象であり、美の象徴。

韓国の宗廟。
祖先を祀る静かな空間。

東アジアの世界遺産には、
「祈り」がある。

東アジアの文化は、山岳信仰と深く結びついています。
その象徴についてはこちらで解説しています。
No.78 山岳信仰と世界遺産

中国世界遺産・泰山の山頂に建つ伝統的寺院と雲海に包まれた神聖な風景、東アジアの自然と文化が融合した世界遺産の特徴を示す

皇帝が祈りを捧げた泰山
東アジアでは自然と信仰が深く結びついている。


水の文明

黄河、長江。
漢江。
そして日本の木津川。

水は、都市をつくり、
稲作文化を支えた。

奈良の平城京も、
水路設計なしには成り立たなかった。

水は、文明の血流だった。

小鹿が川を見つめる。

「水があるから、ここに人がいるんだね。」


東アジアの特徴

・木造建築文化
・山岳信仰
・農耕文明
・王朝中心都市

世界遺産は、
その痕跡を残している。

しかし同時に、

都市化
観光過多
気候変動

静かに影を落としている。

富士山と山岳信仰、東アジアの自然と文化が融合した世界遺産の特徴を示す風景

山は東アジア文明の精神的中心だった


小鹿が感慨深げにつぶやいた
「山って、信仰の対象なんだね」


👉 次回予告
No.78 山岳信仰と世界遺産

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