――文明は、山と水のあいだに生まれた――
奈良の山並みを見ていると、
東アジアという言葉が、少し身近に感じられる。
小鹿が言う。
「奈良も、東アジアなの?」
そうだ。
日本、中国、韓国。
この地域は、山と水に囲まれている。
文明は山から始まる
中国の泰山。
皇帝が天に祈った山。
日本の富士山。
信仰の対象であり、美の象徴。
韓国の宗廟。
祖先を祀る静かな空間。
東アジアの世界遺産には、
「祈り」がある。
東アジアの文化は、山岳信仰と深く結びついています。
その象徴についてはこちらで解説しています。
No.78 山岳信仰と世界遺産

皇帝が祈りを捧げた泰山。
東アジアでは自然と信仰が深く結びついている。
水の文明
黄河、長江。
漢江。
そして日本の木津川。
水は、都市をつくり、
稲作文化を支えた。
奈良の平城京も、
水路設計なしには成り立たなかった。
水は、文明の血流だった。
小鹿が川を見つめる。
「水があるから、ここに人がいるんだね。」
東アジアの特徴
・木造建築文化
・山岳信仰
・農耕文明
・王朝中心都市
世界遺産は、
その痕跡を残している。
しかし同時に、
都市化
観光過多
気候変動
静かに影を落としている。

山は東アジア文明の精神的中心だった。
小鹿が感慨深げにつぶやいた
「山って、信仰の対象なんだね」
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